「幸せになるために」

会社の経営に目的があるように、社員一人一人に「働く」目的があるはずです。
一般には、会社で働く目的は、生活するために、労働を提供し、その対価をいただくというのが普通の考え方です。確かにその通りだと思います。
でも、果たしてそれだけが、「働く」意味、目的でしょうか?
人生の中で一番長い時間は、何をしている時間かといえば、寝ている時間を除けば、一番長く過ごす時間、それは「働く」時間だと思います。一生のうち、多くの時間を働いて過ごす訳です。短い、たった一度しかない人生の一番長い時間、それをただ労働の対価をもらうための時間としてしまうことは、もったいないことだと思います。
働いている時間も、自分の人生です。せっかく生まれてきたんだから、自分の人生をもっと有意義なもの、自分の成長のための時間にしていくことが、人生を幸せにすることになるのではないかと思います。
人は、成長することに喜びを感じます。だからこそ、自分の時間を成長するために使うことが、自分の人生を大事にすることであり、会社はそのための教育機関、学びの場といえるのではないでしょうか。
また、当社ではあまり数字目標を設定しません。売上目標、利益目標、生産性等、数字での目標は設定することはほとんどないのです。ふつうは、目標を設定し、それにどのように近づけるか進捗管理をしていくのが一般的です。でも、当社はそのように考えてはいません。どうしているかというと、会社としては目標数字を設定しませんが、実際には、例えば営業で言えば、個人や支店での数字目標は設定しています。矛盾しているように感じるかもしれませんが、指示として、設定しているのと、自分で設定しているのでは大きな違いがあります。誰でも、指示されて行うことと、自分で考え実行すること、どちらがやりがいがあり、楽しくできるかと問われれば、間違いなく後者になると思います。
だから、自分達で考え、実行していきます。それが、楽しく働けること、そして考えるから成長につながり、幸せな人生になっていくのだと思います。
だからこそ、会社は学びの場であり、そのような環境づくり、居場所にしていくことが大事だと考えています。

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