「イナショク あったかクック」が農林水産大臣賞(最高賞) を受賞

伊那食品工業株式会社(本社：長野県伊那市、代表取締役社長：塚越英弘)の商品、

「イナショク あったかクック」 が「第7回介護食品・スマイルケア食コンクール」にて

農林水産大臣賞を受賞しました。

2021年7月7日に二次審査が行われ、全4部門で180品の応募があり、

書類審査を通過した93品が審査会で試食・審議されました。

二次審査は、部門1「健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品部門」、

部門2「噛むこと に問題がある人（咀嚼困難者）向けの食品部門」、

部門3「飲み込むことに問題がある人（嚥下困難者）向けの食品 部門」では、

試食で低栄養対応・食べやすさ・硬さ区分の妥当性・見た目の美しさ・コスト・おいしさ・機能性の評価で審査し、

部門4「食品素材・材料部門」は事前に審査委員に応募商品の資料を読み込んで審査してもらったものを審議し、

農林水産大臣賞1点、農林水産省大臣官房長賞4点、審査委員長賞12点、金賞20点を決定しました。

「イナショク あったかクック」は、部門4への出品で農林水産大臣賞受賞となります。

詳細は日本食糧新聞webサイト【https://news.nissyoku.co.jp/news/fukushima20210708085836310】

 ◆農林水産省を受賞した「イナショク あったかクック」とは？

あったかクックは介護食向けのゲル化剤です。冷凍解凍が可能で、加熱しても溶けないという特長があります。

クックチルやクックフリーズなど事前調理を 計画的に行うことを可能にし、人手不足解消につながる商品です。

【使用方法】

①食材をフードプロセッサーでペースト状になるまで撹拌し、「あったかクック」を加え、さらに撹拌します。

②耐熱容器に流し入れ、中心温度85℃以上まで加熱します。加熱終了後、容器のまま冷やし固め、冷蔵庫や冷凍庫で保存します。

③再加熱カートや電子レンジ等で温めて提供します。

【特長】

●舌でつぶせる硬さの柔らかいゼリーがつくれます

●電子レンジでの再加熱や揚げ物ができます

●冷凍解凍後も形が崩れず、離水が少ない 

◆介護食品・スマイルケア食コンクールとは？

以前までは介護食品の食感や飲み込みやすさを各団体が独自に分類を設定していました。

しかし日本社会の高齢化が進み、在宅介護の機会が増える中で、各団体で基準が異なる分類は、

一般の方には分かりにくいという問題点があり ました。

そこで農林水産省が2015年に「スマイルケア食」として各分類を横断する形で分類を明確化し、噛むこと、

飲みこむことが難しい方々の食品だけでなく、低栄養の予防につながる食品、日々の生活をより快適にする食品として、

幅広い方々にご利用いただけるよう、介護食品・スマイルケア食市場の拡大と品質向上を目的として、

日本国内で販売されている介護食品もしくは同様の機能性を持つ食品を広く募集し、

厳正な審査の上すぐれた商品を農林水産大臣賞・ 農林水産省食料産業局長賞などを表彰するコンクールのことです。