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経営理念
いい会社とは「年輪」自然に学ぶ企業のあるべき姿道を知る社員の幸せのために
「 年輪 」 自然に学ぶ
社是にあるように、会社、経営の目的は 「 社員の幸福を通じての社会貢献 」 であると思います。
企業は永続的に安定成長することによって、より多くの人々を幸せにできると信じています。
ゆるやかな末広がりの成長をつづけて、永続する企業であること。 これが私たちの理想です。
末広がりの成長を目指すには、急激な成長は抑えなければなりません。 世の中を見渡すと、急成長を望む経営が、多くなされている事に気づかされます。 急成長には、その後に必ず急激な落ち込みが伴う事を歴史が教えているにもかかわらずです。 急で、無理な成長の結末として、社員や仕入先、納入先が路頭に迷い、工場閉鎖などによって地域に迷惑をかけている会社が後を立ちません。 末広がりの成長を続けて、永続するためには、急成長はマイナスだと思います。
木から学ぶ
根を深く
木を掘り起こしてみると、細かく枝分れした根があらゆる方向にビッシリと伸びているのがわかります。 つまり、深めると言う事は広がりも伴うとも言えます。 経営になぞらえれば、深耕ということです。 当社は寒天という一つの素材を研究し続け、掘り下げる事によって、逆に様々な業界とつながる事になりました。
バランス経営
木の苗を密植すると、太陽を求めて急激に背丈だけを伸ばし、不要になった幹の下のほうの枝は枯れていきます。 間伐をされると、木は上への成長をやめ、形を整えるようになります。 幹を太くし、枝が垂れ下がりバランスをとり始めます。 その姿は突風に耐える力を備えているようにも見えます。
突風といえば、生まれながらにして風を一身に受ける環境にいる松もあります。 野原に一本だけ植えられた場合です。 根を張りながらゆっくりと高くなり、枝はそろって斜め下を向いています。 幹もしっかりとしてバランスの取れた本来の美しい形です。
経営の形も歴史が浅かったり競争が厳しかったりする時期は、密植の松のようになりますが、「 本来あるべき姿 」 は野中の一本松です。 幹の上部の枝葉は、営業、製造など経営を目に見えるかたちで引っ張っている部門です。
では一本松にあって密植された松にない幹の下部の枝葉はどんな分野でしょうか。
それは、規模にふさわしい研究開発力や見合った知名度、イメージ、信用、社員のモラール( 志気 ) などの目にみえない分野です。 短期的に貢献していないようにみえるこれらは、競争に専念している密植状態の経営では切り捨てられてしまいます。 数字に表された資産内容がいくら良くても、研究開発力がなければ行き詰ってしまいます。
全体のバランスが取れていないからです。
バランスをとるには、伸びている部門をあえて抑える事があります。 今だけを考え、将来の備えができないようでは均衡の取れた会社にはなれません。 会社全体の理念に合わない部門はあえて伸ばさない。 永続するために大事な事ではないでしょうか。
年輪経営
木は寒さや暑さ、風雪などの環境によって幅は変わりますが、年輪を必ず作り前年よりも少しだけ成長します。 そして成長を止めません。 確実に年輪を一輪ずつ増やしていきます。 これこそ企業の自然体であり、あるべき姿ではないかと思っています。
年輪の幅は、木が若い頃は広く、ある程度の大きさになると狭くなるのが自然の摂理です。 狭くなるのですから成長率は低くなります。 しかし、木全体の円周、容積は年々大きくなっているのですから、成長の絶対量は大きくなります。 また、一時的な数字にとらわれて売り上げ増だけを狙うと、他の要素は売り上げに追いつけず、内部に空洞が生じてしまいます。
当社は成長の数値目標は掲げていません。 売り上げや利益の数値は、自然体の年輪経営の結果であり、あえて目標を掲げる必要はないと思うからです。 売上高を伸ばす事を目指すのではなく、社員一人ひとりが能力を充分に発揮し、色々な面で成長できる事を目指しています。
脱皮する事
改革というものは、自然界でも常に行われています。 常緑の松も必ず葉を落とします。 一年間働いてくたびれた葉は落とされ、新陳代謝をしています。それでも常緑樹と呼ばれるのは、古い葉が落ちるときにはすでに新しい松葉が育っているからです。
景気を向上させ、 GDP に貢献するのは何も、生産設備への投資や改善、売り上げ増につながる販売力増強、改善だけではありません。 やるべき事はたくさんあります。 人間教育、環境整備、バリアフリーへの投資、メセナやボランティア活動、まちづくり…、数え上げたらきりがありません。
自然界が休みなく、絶え間なく動いているように、会社というものも、たんに売上高が増えるから忙しいのではなく、売上高には関係のない、多様な行動によって活気づいている状態が望ましいと考えています。
急がば回れ
「 急がば回れ 」 とは、長期的な視野をもって、目先の効率を求めないと言う事だと思います。 そして二つのうちどちらかを選ぶときに、易しいよりも難しいほうを、遠回りに思えるほうを選ぶと言う意味です。
そういう意味で当社は新規採用を原則としています。 目先の効率をねらって即戦力のある人材を中途採用していくというのは 「 急がば回れ 」 の対極にあるものです。
むしろ、新入社員を定期的に採用していかないと、会社全体のバランスがおかしくなっていってしまいます。 また、新入社員を教育していく事は決して無駄な事ではありません。 教えると言う事は、自分も教わる事であり、教えるほうも成長できるのです。
社員を毎年、定期的に採用していく事は、雇用の確保による社会秩序としても、会社の構成と言う観点からも正しい事ではないでしょうか。
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